ホスピタルクラウンは、親戚のおっさんであるべし

今日、NHK-FMラジオを聴きました。
「Take Five」(テーマ曲)に鼓の音が意外にマッチ。
トーキング ウィズ 松尾堂「〜味と笑いで 心も体も楽しむ〜」。

ゲストは、三國清三さんと大棟耕介(クラウンK)さん。

会話しながら断りもなくバルーンを膨らませて、プードル作成。
シャンソン「枯葉」が流れている最中、ホスピタルクラウンのコスチューム(オレンジ色のつなぎ)にチェンジ。
さらに唐突に、座っていたパイプ椅子を頭の上に載せて、松尾さんを困らせる。

同じ時間、同じように叫んでいた人、絶対いるはず。


Kさん、これラジオだから! 
見えないから!!


そのつっこみも想定内ってところでしょうか。
しかしまあ、どの媒体にしても、「クラウンとはなんぞや」「ピエロとの違いは」と、テンプレの解説から話を始めざるを得ないので、いささかまどろっこしいですね。
エッセンスをどうにか時間内に伝えようとするKさんの声音から、焦りと気合が感じられました。
多分、上記のパフォーマンスも、言外の魅力を感じ取ってもらいたいという意思の表れではないかと。
もちろん、ベースに豊富なサービス精神があってのことだと思いますが。


ところで、これ、ご存じですか。

「親戚のおっさん理論」

ホスピタルクラウンの活動は、相手をかわいそうと思った途端にできなくなる。
患者やその家族と同じカテゴリーに入り込んではいけない。
入院している子どもは、ストイックな生活を強いられているため、息抜きを求めている。
そこに、「親戚のおっさん」的なクラウンが登場して“適当”に扱うと、
子どもたちはとても喜ぶんだそうです。
「これを僕は、『親戚のおっさん理論』と呼んでいます」と、おっしゃっていました。

Kさんは、この“適当”ということばで、自身のスタンスを表現されることがよくありますが、額面どおりに受け取って“テキトー”にやってるんだと解釈しちゃいけませんよ。

実際は親戚のおっさんじゃないわけです。
病人を相手に、身内じゃないけど他人でもないほどの親しい距離感を保ちつつ、気負わない付き合いをすることの“適当”に、どれほどの技術と配慮が必要なのか。

そのあたり、この番組では語られていませんでしたが、
ホスピタルクラウンの価値〜なぜ道化師が病院へ行くのか」、
大棟耕介さんの講演会記録」で、詳しく触れていますので、興味のある方はどうぞ。


さて。
来月、クラウンKさんをモデルにしたノンフィクションの児童書が出版されます。
発売予定は、12月15日。予約受付中ですよ。
送料は無料です♪ 


ホスピタルクラウン・Kちゃんが行く 笑って病気をぶっとばせ!
            あんずゆき著 佼成出版社
        税込価格(予価):¥1,575 (本体:¥1,500)

感想はこちら→「ホスピタルクラウン・Kちゃんが行く―笑って病気をぶっとばせ! 」のレビュー

カテゴリー:大棟耕介,プレジャーB,音声・ラジオ,ホスピタルクラウン,書籍・雑誌
 タグ:クラウンK